受験こぼればなし。

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その3:子供と触れ合う

松山までの飛行機で、僕は3人がけの通路側という席になりました。

隣の二つの席は、お母さんと二人の娘でした。
娘は2歳と4歳くらいだと思います。
僕の隣に4歳が一人で座り、その隣にお母さんが2歳を抱いていました。

その二人の子供が、時々妙な言葉を話すのです。
よく聞くと、多分フランス語。
よく見ると、二人の娘はとってもはっきりした顔立ちの明らかにハーフでした。
とってもかわいらしかった。
(お母さんは、純日本人顔)




案の定、狭い飛行機の中で子供が黙っているわけがありません。
2歳の方は特に、ぐずってしまって、あっち行きたい、こっち行きたい、トイレに行く・・・。
大変でした。
4歳の方は多少は、聞き分けがよかったのですが、
お母さんが2歳を連れて、トイレに行ったときなど、
寂しいのか、手持ち無沙汰なのか、
自分が折り紙の裏に書いた、絵の説明を一生懸命僕にしてくれました。

しかし、お母さんってのは大変ですね。
松山までのフライトは、1時間20分くらいですが、
最後は大変な状況になっていました。

離着陸時には、シートベルトをしなければならないのですが、
いくらあやしても、2歳の方がおとなしくならない。
 

2歳:「んぎゃーーーーーーー」

ママ:「ほら、おとなしくして頂戴。今はシートベルトしないとだめなのよ。」

2歳:「んぎゃぁぁーーーーーー」(バタバタ)

ママ:「ほぉら、折り紙あるよ?これどう?」

2歳:「・・・ん? んぎゃぁぁーーーー」

4歳:「ねぇ、ママぁ」

ママ:「ん?ちょっとまってね。」

2歳:「うっぎゃぁぁーーーーー」

ママ:「もう、ママが泣きたいわよ、あそうだジュリア、(2歳をあやすための)鶴を折って」

2歳:「うっぎゃぁぁーーーーー」

ママ:「はいはい、もうちょっとだからねぇ。我慢しようねぇ」

4歳:「ママァ、鶴わかんない。」

ママ:「え?鶴?えっとね、鶴は・・・」

2歳:「うっぎゃぁぁーーーーー」

ママ:「ええーあぁーっと(混乱)」

 

まさに危機的状況


ここは、しゃーない、と思いました。
僕の友達がくれて、受験のお守りとして財布に入れてあった鶴があるのです。
僕は鶴をその子にあげました。

僕:「よかったら、コレ使って。」

コレ→(受験生のつれづれ日記2003年1月17日分参照)

4歳:「(ちょっと戸惑いながらも)え、あ、ありがとう!!」

ママ:「え?あら、どうもすみません。本当にいいんですか?」

僕:「いいですよ。」

ママ:「ほーら、金色の鶴ですよ〜(2歳にむかって)」

2歳:「ん・・・。あぁ、うぅーーーあああ。」

若干効果あり。

 

 

その後、なんとか落ち着きを取り戻し、やっと着陸までなんとか持たせることが
できました。
 

ママ:「ありがとうございました。この鶴お返ししますね。」

僕:「いや、いいですよ。あげたんだし。」

4歳:「コレあげるぅ」

僕、ママ:「!?」

いつの間に?!

4歳がどさくさにまぎれて、僕へのお礼として、折ってくれていたらしい。
それが、これ↓

(うすーく、顔が書いてあるの分かるかしら?)

黒猫だそうです。


鶴は折れなくても、これくらいならできるわけです。

ありがとうと言って、ありがたく頂戴しました。

 

受験前に、お守りの金色の鶴が、
不幸を呼ぶと言われるクロネコになってしまったけれど、
心の中では、晴れやかな気分でした。

小児科もいいなぁ・・。なんて。

 

 

 

<到着ロビーにて>

ママ:「先ほどはどうもすみませんでした。」

僕:「いえいえ。全然大丈夫ですよ。」

ママ:「うるさくてすみませんでした。」

(後ろを制服の受験生らしい人々が通る。)

ママ:「そういえば、明日から試験なんですよね。お隣が受験生だったら勉強の邪魔になってしまうところでした。」

僕:「は・・はぁ。」

ママ:「ところで、松山には何でいらしたんですが?」

僕:「受験です。」

ママ:「ゲッ。」

 

 

オチまでつきました。

次へ(その4)

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