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戦歴21:高知医科発表で考えたこと。


〜長いですが、よろしければ読んでください。〜


8月 6日
高知医科大学一次試験の発表がありました。


結果は不合格。
三度目の正直と意気込んでいたのですが、一次すら通りませんでした。



敗因は、準備不足があると思いますが、それ以上に、高知医科大学が欲しいと考える人材が変化したということがあると思います。

その根拠として、問題の傾向ががらっと変わったことがあります。
具体的には、理系問題へのシフトです。


去年までは、
一次:学科試験(英語・生命科学)
二次:小論文
三次:面接とボランティア体験

だったのですが、

今年は、
一次:学科試験(英語・生命科学・小論文)
二次:面接とボランティア体験(多分)

というように変わりました。
内容的には、問題の理系へのシフト、(今年から数学も範囲となった)
英文の内容の専門化(物理・化学的内容で専門知識が必要となる)
などの傾向がありました。


これらは、普通に文系の大学を出ただけでは、到底、理解できる範囲を超えたものでした。
文系が入り込む隙間があるとすれば、小論文になりますが、
求められたのは、志望理由とこれまでの研究などいわゆる「普通」のことで、なかなかそこだけで、追いつくというのは難しいものがあります。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−


話は前後しますが、
今年の学士の一連の一次試験において、一次が書類審査(主に専攻と志望理由の小論文)のところは、この時点(8月6日)で、ひとつも受かっていません。

福井医科・富山医科薬科・浜松(浜松は小論文と学科が一次)です。

唯一、一次が通ったのは、
意見や、専攻、専門分野を採点基準としない、純粋な学科試験であった滋賀医科大学だけです。


そして、今回の高知医科大学の問題の変化も勘案すると、
全体的な学士試験の風潮として、必要とされる人間が、理系へと傾いているのではないかと推測されます。


もちろん、一時的な風潮かもしれませんが、
去年の愛媛大学の面接試験後の教授たちとの談話の中でも、
大学側の実情として、以下ような話が教授側から出たのです。
 

  • どのような人材をとればいいのかわからない。

  • 試験方法も、確立されていない。

さらに、
 

  • 学士入学という制度自体も、暗中模索であり、
    数年やってみて、制度として機能しない、つまり
    一定以上の成果が上がらなければ、やめるつもりである。
     

  • 「成果」には、合格した人間の評価に加え、
    学士入学で入ってきた人間が、一般入学の医学部生に刺激となり、良い効果をもたらすことも含まれる。
     

とのことでした。




つまり、大学側として、今欲しい人間は、
「即時的に結果を出してくれる人間」なのではないかと考えられます。

大学は結果が欲しい。

とすると、試験の問題や採点基準の変化ともつじつまが合ってきます。

即戦力を持っているのは、どう考えても理系でしょう。
一般的に考えれば、文系が「結果」を出すのは数年後になります。

文系が、医療に対して、大きく貢献できるのは、医師になって患者さんと触れ合ったときや、そして、さらに数年たち、病院経営に携わるようになったときでしょう。
どちらも、長いスパンの話になります。



また、島根医科大学では、その傾向を顕著に出してきています。
島根医科大学では、出願書類に合格者の出身をわざわざ表示しています。
それによると、
12〜14年度の合格者30人のなかで、(島根は一年で10人採ります。)
文系出身者は一人。

さらに、来年からは、学士入学出願に必要な条件として
「大学において、理系科目を20単位以上取得していること」
という条件が新たに加わります。

ちなみに、僕が母校で取得した理系単位は14単位。
経済学部生としては、多いほうだと思います。

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以上書いてきた様に
医学部学士入学という制度が、新しい人材を入れて、活性化をはかるという趣旨で行われ始めているのに、大学サイドとしては、即時的な結果を求め、
受け入れる人材の幅を、自ら狭めているのは、悲しいことだと思います。


自分が受からないことを棚に上げて、文句を言っているようにも
聞こえるので、一言付け加えておくとすると、実際に、数は少ないですが、文系出身で合格されている方もおられ、僕には、自分を認めさせるだけの人間的魅力や学力が足りていないという事実もあると思います。





そして、狭い門だという事実はわかっていたはずなのですが、この状況を前にして今さらながら、思うことは、「結局僕はなにがやりたいのだ?」ということです。



僕は
「学士入学で合格したい」のか、
「医師として働きたい」のか。


両方です。

が、順番をつければ、明らかに後者です。
医師として働き、人に喜ばれることを生きがいに一生を送りたい。
すると今のこの時点で、制度がどうだ、こうだと理屈を並べることは、ナンセンスなのです。
つまり、どんな方法であろうと、入っちゃえば同じなわけです。




ならば、狭き門をわざわざ狙うことはない。





と思い、高知医科大学の不合格発表後は、センターの勉強を始めました。
一般受験をメインに、学士入学は宝くじを買うような気分で頑張っていこうと思います。



この2年、勉強してきたこと、学士入学試験で体験したことは無駄ではないと思いたいです。





長くなってきたので、そろそろ終わりにしたいと思います。
独断と偏見にあふれたこの文章を最後まで、読んでくれていただき、
大変ありがとうございました。











 

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