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小旅行・とりあえず走ってみる。


〜甲州街道は、本当に甲州まで続いているのか〜

 



人生に疑問を感じたとき、立ち止まって考えるという高等テクニックを持たない
脳味噌筋肉系直基が、ストレスを昇華するために、よく起こす行動。

それは、遠出。


しかも、自転車で。




国道20号線、甲州街道。
関東圏以外にお住まいの方には、なじみの無い道かもしれませんが、東京に住んでいれば一度は目にする道。
新宿南口の目の前を走るあのでかいみちです。

あれが、甲州街道という道なのは知っているが、じゃあなぜ甲州街道と呼ばれるのか?
それは、甲州(山梨県)へ続く道だからのはず。

ということで、今回は甲州街道が甲州へ続くかを、調べます自転車で。

具体的には皇居半蔵門から甲府駅までの約130km
標高差約700m
県境に二つの峠のあるコースレイアウトになっております。


<<8:18 半蔵門 map>>
一枚目の写真が半蔵門の写真です。天気は快晴。体調もばっちり。さぁ元気にスタートの図。

<8:30 新宿周辺 map>

甲州街道で一番有名なポイントではないだろうか、新宿南口前。
いつまでたっても工事中。

今日は風が強い。
ずっと吹いているわけではないのだが、時々横風が突然吹いて、
吹き飛ばされそうになる。
自転車にとって風は大敵。時々心強い仲間。





<<9:26 調布周辺 map>>

この一時間での走行距離は約20キロ。渋滞と横風のせいで、なかなかスピードが上がらない。1時間で20キロだと、130キロは6時間半かぁ。
予定だともう少し早いんだけど、道がすいてきたら、もうちょっと違うはずだ、まぁ焦ってもしょうがないかと、のんびり考えようとする。

写真は味の素スタジアム。でかい。






<<9:53 多摩川通過 map>>

ここまで31キロ。道は空いてきたのだが、思ったよりスピードが上がらない。
昨日は一日、体力を使わないようにしたし、へたる要素はないんだが・・・。
これから、まだまだ続くロングライドということが、頭にへばりついていて、
体が勝手にペースを下げているんだろうか。

この先、上らねばならない山もあるし、ここは本能に任せてみて、自分的には、最大限の努力は続ける。
きれいなフォームで、しっかり前へ進むように。

そんなこんなで、甲府まで100キロを切る看板が出てくる。

残りの距離が3桁が2桁になったのは、かなり嬉しいが、もとが「残り130km」から始まったわけで・・・。
それでも、少しずつまえ進む。ちなみに、この看板の先には、最初の激坂が待ってます。(日野バイパス)

<10:15 八王子駅 map
八王子駅周辺を通過。40キロ付近。少しだけペースアップに成功か。
平均時速がやっと20キロを超す。
なんだかなぁって遅さだけど、信号もあるし・・・。風もまだ時々あるし・・・。
ただ、快晴なのにそこまで温度は高くなくて、さわやかなサイクリング日和。

水分や、エネルギーも浪費が少ない。
ちなみに今日の補給食は、ウエハース系とウィダーイン系合わせて、1000kcalをちょっと切るぐらい。




<<10:42 高尾山口 map>>
48キロ付近。
高尾山口のファミリーマートで5分ほど休憩。
休憩を入れても、2時間半で50キロなら、ちょうど平均時速20キロ。
これからは信号もないし、上るときは遅いけど下りで相殺できるから、まぁいいかと、この時点では考えていた。
あとで愕然とする事実を突きつけられるまでは。


高尾山口の駅を過ぎると、だいぶ緑が多くなってくる。
そして、実はここからが本番。山を登るから。
高尾山を登って降りたあとは、山梨に向って、延々とだらだら上る。時々少し下る。
そんなルート。

そして、登り始める。最初のこの峠の名前は、大垂水峠。
5.6キロの平均斜度は4.0%を最初のうちは、軽快に上る。
ああ、このために僕の本能は、エネルギーをとっといたんだなと思うような、軽さ。

中盤に差し掛かり、きつくなってきたころに、さてギアを下げようとして、違和感に気づく。
フロントディレイラーがインナーに入らない・・・・。
メカトラブル。
説明すると、僕の自転車は前が2段、後ろが9段で2x9=18段ギアで、
いつも走るときは、前のギアはアウター(重いほう)を基本的にずっと使う。
で、山のときはインナー(軽いほう)を使うこともある。

それが、前が軽いほうにならない。
つまり、急に軽いほうの9段を奪われた感じ。
家にいる時にチェックしておけば、簡単にわかったはずの完全に整備ミスです。

かなりショック。
これから、甲府まで相当長い間、山ばかりなのに、これは痛すぎる。
帰るか?この辺に自転車屋あるか?(すでに緑のど真ん中。絶対無い)

・・・・。
ま、いっか。重いギアはそれはそれで練習になるでしょ。

と考えることに、結局しました。
この辺のポジティブ発想への転換は、最近つとに得意。
あとは、体が持ってくれるかどうかの勝負に出ることにしました。



その結果→なんとか勝利。(大垂水峠、アウターのみで制覇)





<<淡々と甲州街道>>

その後は、甲州街道をひた走る。
全体としては上り基調で、時々下り。

淡々と、淡々と。
それだけを考えて、上りの時も下りの時も同じテンションで。
結局それだけなんだな、僕にできることは。一発の必殺技があるわけではないし、才能に恵まれているわけでもないし。
これから先も、たぶんずっとそうなんだろう。
あせらず一つ一つ。

66キロ付近(map)で一度山梨県に入り、74キロ付近(map)で四方津の名物エレベータを下から拝見。
12:30過ぎに、大月に到着(map)。たしか88キロ付近。
自動販売機でストロベリーのアイスクリームを補給。120円がこの世のものとは思えないほどうまかった。





<<大月〜笹子トンネル>>
さて、文字通りの最後の山場、大月から先はさらに斜度が上がって、上り基調が強くなる…と思ってたが、そこまで大変でもなかった、最初のうちは。
甲州街道100キロポストを過ぎたあたりからは、だらだら上りの合間に7〜8%の坂が入る。
これがきつい。
でもインナーギアが封印されているのは、もう忘れてぐいぐい踏む。
最後は力技ってのが、なんとも粗野な俺にお似合い(笑)。
道の左下に流れる笹子川に、足をつけたらどれだけ気持ちいいだろうと考えながらとうとう笹子トンネル。
やっと、峠は抜けた。

でもこの笹子トンネル(MAP)、全長3kmやばかった。
自転車用の車線などなく、薄暗いトンネルの中で50cm脇に大型トラックがびゅんびゅんとんでいく。結構な量だ。
今日のウエアは黒基調たがら、見つけにくいはず。追突しないでくれ〜とおもいながら進むと前方に赤色灯がきらきらと何か見える。
「工事中 この先 片道通行」

まじかー。
この狭い中、さらに逃げ場が無くなる。
どうしよう…と考えてる間に片道区間に突入。
しばらくは、後ろから車が来ない。でも片道区間、長いよ。
少し走ったところで、きた。後ろから車が。
必死で逃げる。山で使い切った足を振り絞ってアタック。下り坂も手伝って時速50Kmは出てたと思う。
なんとか片道区間を無事通過した直後、大型バスがすぐ横をすり抜けていった。助かりました。
もう二度と笹子トンネルは通らん。


<<甲府盆地到着>>
笹子トンネルを抜けて晴れて、甲府盆地へ入る。
この旅も終わりが近い。
ぐるっと一周する山の上に秋の高い空の中、夏のような雲がういていて、最高に気持ちいい。トンネル以後はずっと下り坂。道も適度に広く、バイパスに入ったらさらに快適。

そして甲府市にたどりつきました。
結論。
甲州街道は甲州まで続いている。


今回はこれで終わりだけど国道20号線は、まだまだ続く。
地図を見れば韮崎、小淵沢、諏訪湖を抜けて塩尻まで続く。
いつか行ってみたいなとは思うが今日はおしまい。また今度。





<<おまけ甲府にて>>
僕は甲州名物のほうとうが好きで駅前のお店で食べようかと思ったのだが、おしながきをみて値段に挫折。結局コストパフォーマンスを考えて吉牛。450円。




総走行距離:130.7km
総走行時間:6時間15分(実走5時間13分17秒)

費用:4015円
レモン水(105円)、ポカリスェット(150円)、アイスクリーム(120円)、豚丼セット(450円)、あとは電車代など。









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